【レビュー】RN10PとPOCO F3

Xiaomiの新端末POCO F3Redmi Note 10 Pro( RN10P)の2台をざっくり触ってみての感想を。両機種を比較しながらメリット、デメリットを紹介です。購入検討中の人の参考になればです。ちなみに、価格はRAM 6GB ストレージ128GBモデルで、 RN10Pが34,800円(日本国内版Amazon価格)、POCO F3が38,983円(グローバル版Aliexpress価格)で、POCO F3が4,000円ぐらい上です。

基本スペック

まずは基本スペックから見ていきましょう。これはPOCO F3の圧勝ですね。Antutuベンチ(V9)でも68万点 vs 35万点で、その差は歴然です。F3は特にGPU性能が高いので、操作がサクサク。この価格帯で5GWiFi6にも対応しているのはマルです。5Gはサービス圏外なのでわかりませんが、WiFi6ははっきりとメリットを感じます。

メモリ周りも高速のDDR5UFS3.1など最新規格を採用することでかなり快適になっています。RN10P(下写真)と比較してもその差は歴然です。

RN10PPOCO F3と比較するとやはり見劣りしますね。旧モデルのPOCO X2と比べてもあまりメリットを感じません。メモリ容量減ってる(8GB → 6GB)ぶん、Chromeでタブ開きまくったり、アプリ詰め込んでいったときが不安ではあります。

POCO F3の弱点としては、Micro SDスロットがないあたりですかね。USBも2.0なので、外部ストレージに大量のデータを移すのもめんどくさそうです。あと、3.5mmオーディオ端子が無いあたり。

RN10Pは、Micro SDあり、トリプルスロット、3.5mmオーディオありで、このあたりは使いやすい印象。F3よりは明らかに劣りますが、エントリークラスのスマホから乗り換えるなら費用対効果を考えても満足できるレベルです。逆に今、スナドラ700番台あたりを使っているならあんまり成長を感じない可能性も。

そのほか、操作性等についてはどちらも同じMIUIでサイド指紋認証、AMOLED、ステレオスピーカーetcで差はないです。バッテリー容量も日常用途ならまず困ることはないでしょう。

対応バンド

POCO F3の最大の弱点は海外版のため、日本国内のプラチナバンドB18, B19あたりが対応していないとこですね。Softbank SIMで運用するか、同じハードでB18, B19に対応している中国モデルのRedmi K40をロム焼きするか。とはいえ、B1, B3には対応しているのでPOCO F3でも都市部なら困ることはないと思いますが。

一方で、RN10Pは正規の日本モデルがリリースされているので、B18 , B19も使えるのでキャリアや地域の縛りを受けないのがメリット。入手しやすさや保証などの面でも安心感はあります。

カメラ性能

カメラについては、F3健闘、RN10P期待ハズレといった印象。特にRN10Pのサムスン製108MPセンサーはまったくもってダメでした。晴天下の108MPモードは解像感高くて評価できますが、その他がさっぱりです。特に暗所性能がF3より劣るのは…。カメラ専用機としての使用を考えていましたが、POCO X2IMX686のほうが使い勝手いいので、RN10Pを使う場面はほぼなさそう。標準解像度はPOCO X2のほうが1,600万画素で、1,200万画素のRN10Pより上ですしね。

一方で、F3のカメラについてはまったく期待していなかったぶん、印象はいいです。日常使いなら十分な性能。ただ、スナドラ870ならハード的には4K60fpsとかイケると思うんですけど、わざわざ制限してるのは微妙かも。上位機種買えってことかな。あと、1080P / 4K 30fpsではEISが効くのに、1080P 60fpsで効かないようになっているのは不思議ですね。


F3RN10Pともに4K 60fps撮影不可とか、光学式手ブレ補正無しとか、電子手ブレ補正が1080P 30fps固定とか、不満は多々あります。価格考えれば要求高すぎかもしれませんが。カメラにこだわるならもう少し上の価格帯をチョイスしたほうがよいかと。特にRN10Pはカメラ目当てで買うと後悔するでしょう。

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