Xiaomi Redmi Note 10 Pro(RN10P)カメラレビューの続きです。今回は同じXiaomiのRedmi K30(POCO X2)と比較してみます。RN10PのSamsung ISOCELL HM2 vs POCO X2のSONY IMX686です。同じXiaomi、カメラアプリなのでセンサー性能比べるにはちょうどよいかも。ただし、三脚使ってませんし、カメラ設定もオートなのであくまで参考程度に。
【対決① 標準撮影】
まずは基本性能から。上写真の場所をRN10PとPOCO X2でそれぞれ標準モードで撮影してみました。各写真はタップすると拡大表示されます。
RN10Pは、標準モードでは108MPセンサーを9 in 1ピクセルビニングで撮影するため、108MP÷9=1200万画素の解像度になります。その影響か、拡大するとキレがない。
一方、POCO X2。こちらのカメラセンサーは64MPですが4 in 1のため、64MP÷4で標準撮影の解像度は1800万画素になります。壁面の直線や屋根瓦を見るとRN10Pより解像感あって写りはいいですね。昼間の標準画質はIMX686の勝ち。
【対決② 超解像】
続いては、超解像撮影モードです。RN10Pでは驚異の1億800万画素となります。シャチホコのあたりを見るとPOCO X2より写りがシャープです。
POCO X2の超解像モードもしっかりした解像感ありますね。でも、RN10Pのほうが上かな。
もう1枚。こちらは画面中央あたりの川岸の工事用看板です。さすが108MP。解像感高いです。お願いの文字がなんとなく読めます。しかし、画像処理の問題か護岸の石が塗り絵ぽくノペっとしてるのは気になる。
一方、POCO X2ではRN10Pと比べると全体的にボヤッとしてますね。看板右の石階段もRN10Pのほうがシャープです。ただ、POCO X2は石の質感がしっかり出ていています。護岸の描写はPOCO X2がよいかも。まあセンサーとしてはISOCELL HM2が上ということで、HM2の勝利にしときましょう。
【対決③感度性能】
最後は期待の暗所耐性について。9 in 1ピクセルビニングの性能や如何ほどのものか。お風呂の中で写真のように牛乳パックを配置して同条件で撮影です。なお、撮影時は各スマホを三脚で固定してます。浴室内の照明オフにして、くもりガラス越しに脱衣所の光が僅かに差し込むような感じです。
RN10Pでオート設定。ISO18920、シャッタースピード15分の1秒です。ISOの上限は18920みたいです。また、シャッタースピードも手ブレ対策でオートでは1/15秒が上限かな。
POCO X2のオートでもISO18920、シャッタースピード15分の1秒でした。これだとあまり違いがわからん。POCO X2のほうが気持ち明るいかな。
続いて、PROモードマニュアル設定上限のISO3200で、シャッタースピードを30分の1秒に固定して撮影です。RN10Pはこんな感じ。毎日は読めますが、食卓は判読不能です。
同じ条件でPOCO X2だとこれ。ん?POCO X2のほうが写りよくね?食卓の文字もしっかり写ってますね。IMX686が1/1.7インチで1800万画素、HM2が1/1.52インチで1200万画素ということで、受光面積の広いHM2が当然に感度特性有利なはずですが、実際に比べてみるとそうでもないような…。
ついでに、RN10Pの108MPだとこんな感じ。うーん、暗いし、ノイズも多いな。
POCO X2の64MPです。こちらもノイズは多いですが、写りはRN10Pよりいい。やはり、IMX686のほうが高感度耐性はありそうです。HM2は1ピクセルあたりのセンサーサイズ大きい割に暗所はイマイチ。期待したほどでは無かった…。ということで、IMX686の勝ちです。POCO F3含めた3機種で比較してみました。こちらへ。
【総合評価☆☆☆★★】
ここではカメラ性能のみPOCO X2比での評価となります。POCO X2と比べてみての結果としては、ISOCELL HM2は期待したほどではなかったです。108MPモードの解像感はいい感じでしたが、購入動機にもなった肝心の暗所耐性がイマイチ。1 / 1.52インチ、1 in 9ピクセルビニングの性能に期待していましたが、まさかのIMX686より下という結果。期待を裏切られたので厳しめの評価ですが、星は3つとさせていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿